【最新版】インドネシア旅行・移住ではポケットWifi/VPNは必要?現地のインターネット・SIM事情を解説

目次

インドネシアの通信環境とVPN・SIM・WiFiの必要性【図解あり】

インドネシア滞在では、VPN・SIMカード・ポケットWiFiの3つが主な通信手段です。滞在期間や用途によって最適な選択肢が異なります。

インドネシアのインターネット速度と通信インフラの現状

インドネシアの固定ブロードバンド速度は2025年第1四半期時点でダウンロード平均25.5Mbps、アップロード平均23.6Mbpsとなっています(*1)。モバイル通信速度はダウンロード28.7Mbps、アップロード15.0Mbpsと、固定回線を若干上回る水準です。

2025年末から2026年初頭の繁忙期には全国平均で80.58Mbpsを記録しましたが(*2)、これは都市部の高速化が牽引した結果です。地域差が大きい実態があります。

世界的な順位を見ると、インドネシアはモバイル速度で73位、固定ブロードバンドでは119位に位置しています(*3)。東南アジア諸国と比較すると中位程度の水準であり、シンガポールやタイには及びません。

一方でインターネット普及率は80.66%に達し、約2億2,900万人がオンラインとなっています(*4)。固定ブロードバンドの世帯普及率は30%未満にとどまっており(*5)、政府は2030年までに86%への引き上げを目標に掲げています。

インドネシアの通信速度を主要指標と世界ランキングで整理すると、以下のようになります。

インドネシアの通信速度と世界順位(2025年第1四半期)
接続種別 ダウンロード速度 アップロード速度 世界順位 普及率
固定ブロードバンド 25.5 Mbps 23.6 Mbps 119位 世帯普及率30%未満
モバイル通信 28.7 Mbps 15.0 Mbps 73位 利用者の68.02%が依存
繁忙期ピーク(2025年末) 80.58 Mbps 都市部のみで実現
インターネット総普及率 約2億2,900万人がオンライン 80.66%

出典:Badan Pusat Statistik (BPS)「Telecommunication Statistics in Indonesia 2024」、Ministry of Communication and Digital「Nataru 2025/2026 Internet Speed Report」、Ookla Speedtest Global Index

固定ブロードバンドは世界119位と低位であるのに対し、モバイル通信は73位と相対的に優位にあり、インドネシアでは固定回線よりモバイルデータが実用的な選択肢となっています。

旅行者と移住者が直面する3つの通信課題

インドネシアでは地域間のインフラ格差が顕著です。

ジャワ島には2G基地局が68,126局、3G基地局が101,132局、4G基地局が141,911局設置されています。一方でパプア州とマルク州では2G基地局がわずか3,143局、3G基地局が3,103局、4G基地局が4,721局にとどまります(*6)。主要都市のジャカルタやバリでは30〜50Mbpsの速度が出るのに対し、遠隔地では20Mbps未満に低下することが一般的です。

第二の課題は固定回線へのアクセス不足です。世帯の80%以上が固定ブロードバンドを利用できず、約5,000の村で適切なモバイルカバレッジすら確保されていません。旅行者や移住者が長期滞在する場合、安定した通信環境の確保が難しい地域が存在します。

第三の課題はモバイルデータへの依存度の高さです。インドネシアのインターネット利用者の68.02%がモバイルデータに依存しており(*7)、固定回線利用者は28.43%にとどまります。この構造が通信コストや接続品質に影響を与えています。

地域間の通信インフラ格差を基地局数で比較すると、以下のような顕著な差が確認できます。

地域別モバイル基地局数の比較(ジャワ島 vs パプア・マルク州)
地域 2G基地局 3G基地局 4G基地局 合計
ジャワ島 68,126局 101,132局 141,911局 311,169局
パプア・マルク州 3,143局 3,103局 4,721局 10,967局
格差倍率 約21.7倍 約32.6倍 約30.1倍 約28.4倍
補足:約5,000の村で適切なモバイルカバレッジが未整備、世帯の80%以上が固定ブロードバンド未利用

出典:ERIA (Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)「Indonesian Service Sector Review: Telecommunications」

ジャワ島とパプア・マルク州では基地局数に最大32.6倍(3G)の格差があり、遠隔地への移住や長期滞在を検討する場合は、Telkomselなど全国カバー率の高いキャリアの選択が必須となります。

VPN・ポケットWiFi・SIMカードの役割と使い分け早見表

インドネシアではVPN利用率が55%に達し、世界最高水準となっています(*8)。これは政府によるコンテンツ規制が厳格であり、日本の動画配信サービスや一部のウェブサイトにアクセスできないためです。

VPNを使用することで仮想的に日本のIPアドレスを取得し、地域制限を回避できます。データ暗号化により公共WiFi利用時のセキュリティも向上します。

SIMカードは現地での長期滞在に最適です。主要キャリアのTelkomsel、XL、Indosatは全国で広範なカバレッジを持ちます。月額数百円から数千円で大容量データプランを提供しています。ポケットWiFiは複数デバイスを同時接続できるため、家族やグループ旅行に便利です。

しかし、レンタル料金は1日あたり約545円から約1,320円と割高になります。1週間未満の短期旅行ではポケットWiFiまたはeSIM、1ヶ月以上の滞在では現地SIMカードの購入が費用対効果に優れています。

滞在期間ごとに最適な通信手段とおおよそのコスト目安を整理すると、以下のようになります。

滞在期間別の推奨通信手段とコスト比較
滞在期間 推奨手段 コスト目安 メリット
1週間未満 ポケットWiFiまたはeSIM 約545〜1,320円/日
(7日間:約3,815〜9,240円)
事前購入可、設定不要、複数デバイス対応
1ヶ月 現地SIMカード(XL Axiata) 約460〜1,500円/月
(30GB〜90GB)
圧倒的な低価格、都市部で高速
3ヶ月以上 現地SIM(Telkomsel)+固定回線 約5,000〜9,000円/月
(固定回線+モバイル+VPN)
全国カバー98%、固定回線で安定性確保
全期間共通 VPN(必須) 約530〜650円/月
(2年契約で約360〜464円/月)
日本のストリーミング視聴、プライバシー保護に必須

出典:Holafly eSIM、Wise、Capture The Atlas、Pacific Prime、Cybernews

1ヶ月滞在では現地SIMカードが月額460円から利用可能で、ポケットWiFi(7日間で最大9,240円)と比較して90%以上のコスト削減が実現できます。

インドネシアのインターネット規制の実態【2026年最新】

インドネシアは世界で最もVPN利用率が高い国です。政府によるインターネット規制が、この高い利用率の背景にあります。

インドネシア政府によるネット検閲・監視の法的背景

インドネシアの電子情報取引法(ITE法)は2023年に改正され、2026年から新版が全面施行されています(*9)。この法律は複数の既存法令を統合し、デジタルプラットフォームに対する政府の監督権限を強化しました。

また、2020年に導入された閣僚規則第5号(MR5)は、すべてのデジタルプラットフォームに対して政府への登録を義務付け、2022年7月29日を期限としました(*10)。

コンテンツ監視システム(SAMAN)の運用により、政府から通報を受けたプラットフォームは4〜24時間以内に指定コンテンツを削除する必要があります。違反した場合は1件あたり最大5億ルピア(約500万円)の罰金が科されます。

国際人権団体Freedom Houseによる評価では、インドネシアは100点満点中49点で「部分的に自由」と分類されています(*11)。完全な自由とされる30点以上、不自由とされる60点以下の中間に位置しています。規制と自由のバランスが議論されている状況です。

規制対象コンテンツとアクセス制限の具体例

2022年にはPayPal、Steam、Epic Games、Yahoo、任天堂オンラインなどの大手プラットフォームが、MR5への登録期限を過ぎたためブロックされました(*12)。これらのサービスは後に登録を完了して復旧しましたが、一時的に数百万人の利用者が影響を受けました。

オンラインギャンブル対策として、2024年10月から2025年9月にかけて200万以上のウェブページ、ソーシャルメディア投稿、アプリがブロックされました(*14)。月別では2024年11月に最大の25万475件が削除されています。Facebook・Instagramから9万258件、Google・YouTubeから3万3,266件、X(旧Twitter)から1万6,878件、Telegramから1,663件のコンテンツが削除されています。

2022年までに違法ウェブサイト全体で3,500以上がブロックされ、海賊版ウェブサイトのトラフィックが75%減少しました。

2024年10月から2025年9月にかけてのプラットフォーム別削除件数を見ると、政府のコンテンツ規制の実態が明確になります。

プラットフォーム別コンテンツ削除件数(2024年10月〜2025年9月)
プラットフォーム 削除件数 構成比 主な削除理由
Facebook・Instagram 90,258件 64.0% オンラインギャンブル広告・投稿
Google・YouTube 33,266件 23.6% 違法ギャンブル動画・広告
X(旧Twitter) 16,878件 12.0% ギャンブルサイトへのリンク投稿
Telegram 1,663件 1.2% 違法チャンネル・グループ
ピーク月(2024年11月) 250,475件 年間最大の取り締まり強化月
合計(2024年10月〜2025年9月) 200万件以上 100% ウェブページ・SNS投稿・アプリ含む

出典:Ministry of Communication and Digital「Online Gambling Blocking Campaign Report」

Facebook・Instagramが全削除件数の64.0%(90,258件)を占めており、SNS経由でのコンテンツアクセスが最も厳しく監視されていることがわかります。

インドネシアのVPN市場規模と利用者統計データ

インドネシアのVPN普及率は55%で世界第1位であり、絶対利用者数では中国、インドに次ぐ第3位に位置します(*8)。

2022年時点で約7,960万人がVPNを利用しており(*15)、これは全インターネット利用者の38.9%に相当します。グローバルVPN市場は2025年に889億6,000万ドル(約13兆3,440億円)に達し、2034年には5,342億2,000万ドル(約80兆1,330億円)まで拡大すると予測されています(*16)。年平均成長率は22.04%と高水準です。

アジア太平洋地域は世界のVPN接続数の31%を占めています。VPN利用の動機を見ると、47%がプライバシー保護、37%がネットワーク高速化(ゲーミング・ストリーミング)、26%が制限コンテンツへのアクセスを目的としています。

インドネシアでは政府規制が厳格であるため、制限コンテンツへのアクセスの割合が他国より高い傾向があります。移住者や駐在員にとって、VPNは日常的な通信手段の一部となっています。

インドネシアを含むグローバルVPN市場の成長予測を見ると、今後10年間で急激な市場拡大が見込まれています。

グローバルVPN市場規模の推移と予測(2025-2034年)

出典:Precedence Research「Virtual Private Network (VPN) Market Size 2025 To 2034」(年平均成長率22.04%、1ドル=150円で換算)

グローバルVPN市場は2025年の13.34兆円から2034年には80.13兆円へと約6倍に拡大する見込みで、インドネシアのような規制が厳しい国でのVPN需要が成長を牽引しています。

ジャカルタ・バリ地域別の通信環境と接続事情

インドネシアの通信速度は地域によって大きく異なります。ジャカルタとバリは国内トップクラスの高速通信環境を誇ります。

ジャカルタ中心部のネット速度と主要キャリアの対応エリア

ジャカルタのモバイル通信速度は2024年上半期時点で中央値35.54Mbpsのダウンロード、15.16Mbpsのアップロードを記録しています(*17)。

主要キャリアの中でTelkomselが最速です。スピードスコア42.33、中央値31.95Mbpsのダウンロード、13.65Mbpsのアップロード、レイテンシ46.74ミリ秒を達成しました。2025年末から2026年初頭の測定ではTelkomselが94.15Mbps、Indosatが80.79Mbps、XLが63.01Mbpsとなっています(*2)。

カバレッジ体感スコアでは、Telkomselが10点満点中8.62点でトップです(*18)。Indosatと3(Tri)が5.01点で並んでいます。ネットワーク可用性ではSmartfrenが98.7%、Indosatが97.6%と高水準です。

ジャカルタ中心部のビジネス地区では5Gサービスも展開されています。通信環境は東南アジアの主要都市と比較しても遜色ありません。駐在員や移住者が業務用途で利用する場合、Telkomselの法人プランが安定性と速度の両面で推奨されます。

ジャカルタにおける主要キャリアのパフォーマンスを、実測データが揃っている指標で比較すると以下のようになります。

ジャカルタ主要キャリア別パフォーマンス比較(2025-2026年最新データ)
キャリア 最新実測速度
(2025年末〜2026年初頭)
カバレッジ
体感スコア
ネットワーク
可用性
推奨用途
⭐ Telkomsel 94.15 Mbps 8.62 / 10 95%以上 全国カバー98%、駐在員・ビジネス用途に最適
Indosat 80.79 Mbps 5.01 / 10 97.6% 都市部で安定、法人プランあり
XL 63.01 Mbps 95%以上 都市部最安値、データ大容量ユーザー向け
Smartfren 98.7% 最高可用性、4G専業キャリア
3 (Tri) 5.01 / 10 95%以上 低価格プラン重視のユーザー向け
参考:ジャカルタ全体の平均速度(2024年上半期):DL 35.54 Mbps / UL 15.16 Mbps、Telkomselの詳細スコア(2024年上半期):スピードスコア42.33、レイテンシ46.74ms

出典:Ookla Speedtest Intelligence「Indonesia H1 2024 Connectivity Report」、Ministry of Communication and Digital「Nataru 2025/2026 Network Performance Report」、Statista「Indonesia: mobile network coverage experience by provider 2024」、Statista「Indonesia: availability of mobile network by provider 2024」

Telkomselは最新実測速度94.15Mbpsで他社を13.36Mbps以上引き離しており、カバレッジスコア8.62/10も最高値であることから、ジャカルタでのビジネス利用には最も信頼性の高い選択肢となっています。

ジャカルタ中心部で駐在員向けの住居を探す際のエリア情報については、こちらで詳しく解説しています↓

バリ島(ウブド・クタ・スミニャック)の通信環境と注意点

バリ島はインドネシア国内で最速の平均38.49Mbpsを記録し、地域別ランキングでトップに立っています(*20)。

Telkomselはバリ全域で人口の98%をカバーしています。デンパサール、クタ、ヌサドゥアでは5Gサービスが利用可能です(*21)。ウブドのような山間部や郊外ではTelkomselが最も強固な電波を提供しています。XLやIndosatは周辺エリアで接続が不安定になることがあります。

スミニャックやチャングーなどの都市型観光エリアでは、Telkomsel、XL、Indosat、Smartfrenの全てが強力な4G信号を提供しています。ピーク時間帯でもTelkomselとXLが最速の速度を維持しています。5G展開はチャングー、スミニャック、クタ、レギャン、トゥバン、サヌール、デンパサールでTelkomselが先行しています。

バリで長期滞在する場合は、Telkomselのプリペイドプランが最も広範なエリアカバーと安定した接続を提供します。

地域別おすすめキャリアとプランの選定基準

インドネシア主要都市の速度ランキングでは、マカッサルが40.37Mbpsで最速です(*17)。ジャカルタが35.54Mbps、タンゲランが33.40Mbps、ブカシが30.89Mbpsとなっています。

Telkomselは21の地域と9の主要都市で最速プロバイダーの地位を獲得しています。全国的に安定したパフォーマンスを発揮しています。ネットワーク可用性ではSmartfrenが98.7%で最高、Indosatが97.6%で続いています(*19)。主要キャリアはすべて95%以上を維持しています。

地域選定の基準として、ジャワ島の主要都市やバリでは全キャリアが高品質なサービスを提供します。しかし遠隔地や島嶼部ではTelkomselの優位性が顕著です。駐在員や投資家がジャカルタに拠点を置く場合、TelkomselまたはIndosatの法人プランが推奨されます。

旅行者が複数の島を訪れる場合、Telkomselのプリペイドプランが最も柔軟な選択肢となります。XLは都市部での価格競争力が高く、データ使用量が多い利用者に適しています。

インドネシア移住でVPNが必要な3つの理由

日本の動画配信サービス(Netflix・TVer・Amazon Prime)へのアクセス確保

インドネシア最大のインターネットプロバイダーであるTelkom Indoniaは、2016年からNetflixをブロックしています(*22)。これは問題のあるコンテンツへの懸念が理由とされ、現在もブロックが継続中です。TVer、Amazon Prime Video(日本コンテンツ)、Netflix Japan、Hulu Japan、U-NEXTなどの日本の動画配信サービスにアクセスするには、VPNが必須となります(*23)。

NetflixはVPN IPアドレスを積極的に検出してブロックします。そのため頻繁にサーバーを更新するプレミアムVPNサービスが必要です。無料VPNではサーバー数が限られており、Netflixに検出されてアクセスできないケースが多くなっています。

日本在住時と同じエンターテインメント環境を維持したい移住者にとって、有料VPNへの投資は避けられないコストとなります。月額530円から650円程度の支出で、日本のすべての主要ストリーミングサービスにアクセス可能です。

政府によるネット検閲・監視からプライバシーを保護

インドネシアではVPNの使用は技術的に合法であり、VPN自体を禁止する特定の法律は存在しません(*24)。ただしITE法の下で、ブロックされたコンテンツにアクセスするためにVPNを使用した場合、法的問題が生じる可能性があります。政府はインターネットトラフィックを監視しており、ブロックされたウェブサイトへのVPNアクセスを調査する権限を持っています。

ITE法第27条第3項(名誉毀損)と第28条第2項(ヘイトスピーチ)が最も頻繁に使用される条項です(*9)。2025年8月には、オンラインギャンブル対策のためにVPNプロバイダーに対する登録義務を導入する新規則の準備が進められています(*25)。

未登録VPNはブロックされ、利用者が法的責任を問われる可能性があります。プライバシー保護の観点からVPNは有効ですが、違法コンテンツへのアクセスは避けるべきです。

VPNによるデータ暗号化の仕組みと通信セキュリティ強化

ビジネス用途で推奨されるVPNプロトコルは、OpenVPN、IPsec、WireGuardの3つです。それぞれ異なる特徴を持ち、用途に応じて選択することが重要です。

OpenVPNはSSL/TLSフレームワークを使用し、AES-256暗号化(256ビット鍵)をサポートしています。AES-256は総当たり攻撃で解読するのに数十億年かかるとされており、政府や軍事機関でも採用されている強固な暗号化方式です。さまざまなOSとモバイルデバイスに対応しており、ファイアウォールをバイパスできる柔軟性も備えています。実績と信頼性の面では最も優れた選択肢と言えるでしょう。

一方、WireGuardは比較的新しいプロトコルで、暗号化にChaCha20-Poly1305、鍵交換にCurve25519、ハッシュにBLAKE2を使用しています。コード量が約4,000行と非常にシンプルであるため、セキュリティ監査が容易で、OpenVPNと同等以上のセキュリティを維持しながら高速性能を実現しています。最新の暗号技術を採用しているため、今後の主流になると期待されています。

IPsecプロトコルはネットワーク層で動作し、L2TPと組み合わせることで高いセキュリティを実現します。認証ヘッダー(AH)とカプセル化セキュリティペイロード(ESP)を使用してデータを保護し、企業のVPN接続で広く採用されています。

駐在員や投資家が機密情報を扱う場合、長年の実績があるOpenVPNか、速度とセキュリティを両立したWireGuardを採用したVPNサービスの選択が推奨されます。

ビジネス用途で推奨される3つのVPNプロトコルの特徴を比較すると、以下のようになります。

ビジネス用途推奨VPNプロトコル比較表
プロトコル 暗号化技術 セキュリティ
レベル
速度 主な特徴
⭐ OpenVPN SSL/TLS + AES-256(256ビット鍵) ★★★★★ 高速 実績豊富、広範な互換性、ファイアウォールバイパス可能
WireGuard ChaCha20-Poly1305 + Curve25519 + BLAKE2 ★★★★★ 最速 コード量約4,000行でシンプル、最新暗号技術採用
IPsec + L2TP AH(認証ヘッダ)+ ESP(カプセル化) ★★★★☆ 中速 ネットワーク層で動作、高セキュリティレベル
推奨用途:企業の機密情報扱う場合 → OpenVPN(実績重視)/ WireGuard(速度重視)、総当たり攻撃への耐性は数十億年レベル

出典:ExpressVPN Blog「WireGuard vs OpenVPN」、Palo Alto Networks Cyberpedia「WireGuard vs. OpenVPN」、PureWL「VPN Encryption Explained」、Cyberhive「Guide to choosing the right VPN protocol for your business」

OpenVPNは最も実績があり信頼性が高い一方、WireGuardはコード量が約4,000行と極めてシンプルで最速の性能を誇るため、駐在員の業務用途では両者を使い分けることが最適です。

インドネシア滞在におすすめのVPNサービスと選び方

インドネシアで安定して使えるVPNサービスは、価格・速度・サポート体制で選びましょう。主要3社の特徴を比較しました。

インドネシア滞在におすすめのVPN主要3社比較

インドネシアで安定して使えるVPNサービスを選ぶ際は、速度・安全性・価格・サポート体制の4つの評価軸で比較することが重要です。2026年現在、日本人移住者に人気の高いNordVPN、MillenVPN、ExpressVPNの3社を詳しく比較しました。

主要3社のサービス内容を一覧で比較すると、以下のようになります。

インドネシア向けVPNサービス主要3社の詳細比較(2026年)
評価項目 NordVPN MillenVPN ExpressVPN
月額料金(2年契約) 440円(3.09ドル) ⭐ 360円(最安)
月額料金(1年契約) 749円(4.99ドル) 約14,993円/年
月額料金(月契約) 1,949円(12.99ドル) 1,943円(12.95ドル)
平均速度 80 Mbps 公表データ限定的 ⭐ 90 Mbps(最速)
接続時間 30〜60秒 30〜60秒 ⭐ 10秒
サーバー数 150以上のロケーション ⭐ 1,300以上 160以上のロケーション
(105カ国)
日本のストリーミング対応 TVer・Netflix・Prime対応 TVer・Netflix・Prime対応 TVer・Netflix・Prime対応
サポート体制 24時間365日ライブチャット ⭐ 完全日本語サポート 24時間365日ライブチャット
セキュリティ 軍事グレード暗号化
ゼロログポリシー
軍事グレード暗号化
ゼロログポリシー
軍事グレード暗号化
ゼロログポリシー
返金保証 30日間 30日間 30日間
推奨ユーザー バランス重視
初めてのVPN利用者
コスト重視
日本語サポート必須
速度重視
ビジネス用途

出典:Cybernews「NordVPN Pricing and Plans for January 2026」

価格面ではMillenVPNが2年契約で月額360円と最安値を実現しており(*23)、コストを最優先する移住者に適しています。完全な日本語サポートと中国からのアクセス互換性も備えているため、言語面での不安がある方にも安心です。

一方、ExpressVPNは平均速度90Mbpsで3社中最速であり、接続時間もわずか10秒と他社の30〜60秒と比較して圧倒的に高速です。月契約では12.95ドル(約1,943円)と高額ですが、105カ国をカバーするグローバルなサーバー網を持ち、業務用途で最高速度が求められる駐在員に最適です。

NordVPNは2年契約で月額464円(3.09ドル)、平均速度80Mbps、150以上のサーバーロケーションを提供しています(*29)。30日間の返金保証も付帯しており、速度・価格・機能のバランスが取れているため、初めてVPNを利用する移住者に最も推奨されます。TVer、Netflix、Amazon Primeのすべてに対応している点も大きな魅力で。

全サービスが軍事グレードの暗号化とゼロログポリシーを採用しているため、セキュリティ面での差はほとんどありません。2年契約を選択することで月額料金を60〜75%削減できるため、長期移住者には長期プランの契約が経済的です。

無料VPNと有料VPNのメリット・デメリット

無料VPNは帯域幅や速度に制限があります(*30)。サーバー選択肢が限られており、一部機能がペイウォールでロックされています。有料VPNはAES-256暗号化、SSL/L2TP-IPsecプロトコル、速度制限なし、無制限帯域幅を提供します(*31)。

無料VPNはセキュリティオプションが不足しており、プライバシーが低減されています。侵入的な広告が表示されることがあり、データを第三者に販売する可能性もあります。

ProtonVPNの無料プランは月間10GB、11の無料ロケーション(香港を含む)を提供しています(*32)。ジャカルタサーバーも無料トライアルで利用可能です。基本的なブラウジングには無料VPNで十分ですが、ストリーミングやビジネス利用には有料VPNが必須です。

月額530〜650円の投資で、速度、セキュリティ、安定性が大幅に向上します。長期移住者や駐在員は、2年契約の有料VPNを選択することで、年間コストを6,000〜8,000円程度に抑えることができます。

インドネシアでのSIMカード・ポケットWiFiの選び方

インドネシアの主要3キャリアは、料金とカバー率で大きな差があります。ジャカルタ・バリ以外に行く場合はTelkomselが最適です。

主要キャリア(Telkomsel・XL・Indosat)の料金プランとエリアカバー率

主要キャリア(Telkomsel・XL・Indosat)の料金プランとエリアカバー率

インドネシアの主要3キャリアは、それぞれ異なる強みを持っています。

Telkomselはインドネシア人口の98%をカバーする最も広範なネットワークを持ち、地方や離島への移動が多い方に最適です。一方、XL Axiataは都市部で最高のコストパフォーマンスを提供しており、ジャカルタやバリなど主要都市のみの滞在なら最も経済的な選択肢となります。Indosatは中間的な価格帯で通話も含まれたプランが特徴です。

各キャリアの主要料金プランを比較すると、以下のようになります。

インドネシア主要3キャリアの料金プラン比較(30日間有効)
キャリア 料金(ルピア) 料金(円換算) データ容量 付帯サービス
Telkomsel(人口カバー率98%)
ツーリストプラン 150,000 約1,500円 25GB 国内通話25分+国際通話25分
SIMPATIスターター 35,000 約350円 3GB
小容量プラン 28,000 約280円 8GB
中容量プラン 40,000 約400円 14GB
大容量プラン 138,000 約1,380円 70GB
XL Axiata(都市部で最高コスパ)
基本プラン 46,000 約460円 11GB
中容量プラン 66,000 約660円 18GB
大容量プラン 115,000 約1,150円 51GB
⭐ Xtra Combo(超大容量) 46,000 約460円 90GB データ単価最安
⭐ Xtra Combo(超大容量プラス) 70,000 約700円 212GB ヘビーユーザー向け
IM3 Indosat(通話込みプラン)
標準プラン 100,000 約1,000円 30GB 国内通話10分
大容量プラン 200,000 約2,000円 80GB 国内通話30分

出典:Holafly eSIM「Indonesia SIM card: 2026 Buyer’s guide for tourists」、Wise「Best Indonesia SIM card for Tourists」

特に注目すべきはXL AxiataのXtra Comboプランです(*33)。わずか4万6,000ルピア(約460円)で90GB、7万ルピア(約700円)で212GBという大容量を提供しており、データ単価が非常に安価です。ジャカルタやバリなど都市部のみの滞在で、動画視聴やテザリングを頻繁に行う方には最もコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。

Telkomselは料金面ではやや高めですが、インドネシア人口の98%をカバーする圧倒的なネットワーク網を持っています。ツーリストプランは15万ルピア(約1,500円)で25GBのデータに加え、国内通話25分と国際通話25分が含まれており、短期旅行者に便利です。地方や離島への移動が多い長期滞在者には、TelkomselのSIMPATIスターターパック(3万5,000ルピア/約350円で3GB)から始めて、必要に応じてデータをチャージする方法が推奨されます。

IM3 Indosatは通話が含まれたプランが特徴で、10万ルピア(約1,000円)で30GB+国内通話10分を提供しています。現地での電話連絡が多いビジネス用途や、不動産視察などで頻繁に電話が必要な方に適しています。価格とカバレッジの両面で、TelkomselとXLの中間的な位置付けです。

滞在期間別の最適な通信手段(1週間・1ヶ月・3ヶ月以上)

1週間の短期旅行では、eSIMが最も便利です。

Holaflyは1日あたり1.55〜6.90ドル(約233〜1,035円)で、1〜90日間のプランを提供しています(*33)。物理SIMの購入や設定の手間が不要で、日本出発前にオンラインで完結します。1ヶ月の滞在では、XL Axiataの30GBプランが約460円と最も経済的です(*35)。中程度のデータ使用量であれば十分な容量であり、都市部での利用に適しています。

3ヶ月以上の長期滞在では、TelkomselまたはXLのマルチ月間トップアップが推奨されます。地方や離島へ頻繁に移動する場合はTelkomsel、都市部のみの滞在ならXLが最適です。

複数デバイスを使用する家族やグループの場合、ポケットWiFiレンタルも選択肢です。しかし1日あたり約545円から約1,320円と割高になります。長期移住者は現地SIMカードを購入し、必要に応じて月単位でデータをチャージする方法が最も経済的です。

eSIM対応状況と日本での事前購入方法

eSIMはTelkomselとXLのネットワークで動作し、4G/LTE/5G速度に対応しています(*36)。データ専用プランが中心で、テザリングとホットスポット機能が利用可能です。カバレッジはバリ、スマトラ(アチェ含む)、ジャワ、ロンボク、スンバワ、カリマンタン、スラウェシ、パプア全域に及びます。

XL Axiataは物理SIMと同じ価格帯でeSIMプランを提供しています。4万6,000ルピアから10万ルピア(約460〜1,000円)で各種データ量が選択可能です。

日本での事前購入は、HolaflyやByteSIMなどの国際eSIMプロバイダーを通じて行えます。購入後にQRコードが送信され、スマートフォンでスキャンするだけで設定が完了します。eSIM対応デバイス(iPhone XS以降、Samsung Galaxy S20以降など)が必要です。

物理SIMと異なり、紛失や破損のリスクがなく、複数の国を訪れる際にも柔軟に対応できます。ただし主要キャリアは物理SIMの方がプラン選択肢が豊富であり、長期滞在者は現地で物理SIMを購入する方が経済的です。

インドネシア移住者の通信費用シミュレーション【長期滞在向け】

滞在期間別(1ヶ月・3ヶ月・1年)の通信コスト比較表

インドネシアでの通信費用は滞在期間によって大きく異なります。

ジャカルタの固定ブロードバンドは、基本的な60Mbps以上のプランで月額27.31ドル(約4,097円)となっています。一方、インドネシア全国平均では月額25.48ドル(約3,822円)、スラバヤなど地方都市ではさらに安く約20ドル(約3,000円)で利用可能です。300Mbpsの高速プランが必要な場合は月額80万7,873ルピア(約8,079円)です。

滞在期間ごとの通信コストを整理すると以下のようになります。

滞在期間別通信コスト詳細シミュレーション
項目 1ヶ月滞在 3ヶ月滞在 1年滞在
(固定回線あり)
1年滞在
(固定回線なし)
VPN(NordVPN 2年契約) 530円/月 1,590円 6,360円/年 6,360円/年
SIMカード(XL Axiata) 460円
(30GB)
1,380円
(90GB)
8,000円/年
固定ブロードバンド(60Mbps) 49,164円/年
モバイルプラン(業務用) 11,760円/年
合計コスト 990円 2,970円 67,284円 14,360円
1ヶ月あたりのコスト 990円 990円 約5,607円 約1,197円
想定ユーザー:旅行者/短期滞在者/駐在員・ビジネス用途/デジタルノマド・一般移住者

出典:Pacific Prime「The Cost of Living in Indonesia」、William Russell「The Cost Of Living In Indonesia For Expats」、Expatistan、Capture The Atlas、Cybernews

1ヶ月滞在の場合、VPN月額530円+XL SIMカード30GB約460円で合計990円が最小構成です。3ヶ月滞在では、VPN3ヶ月分1,590円+SIM 3回チャージ1,380円で合計2,970円となります。1年間の滞在で固定ブロードバンドを契約する場合、年間約49,164円+VPN年間6,360円+モバイルプラン年間11,760円で合計約67,284円が標準的なコストです。

都市部のアパートでは固定回線が含まれる場合もあり、その場合は年間15,000円程度の追加コストで済みます。

インドネシアでの固定回線契約や通信費の支払いには現地銀行口座が必要です。口座開設の詳しい手順はこちら↓

VPN + SIM + WiFi併用パターン例と月額コスト試算

通信環境は用途に応じて柔軟にカスタマイズできます。エンターテインメント重視、ビジネス用途、家族滞在など、それぞれのニーズに合わせた最適な組み合わせパターンを以下に整理しました。

用途別のVPN・SIM・固定回線の組み合わせパターンを整理すると以下のようになります。

用途別VPN + SIM + WiFi併用パターンと月額コスト
パターン 構成内訳 月額コスト 推奨ユーザー
⭐ 最小構成 VPN 530円
無料TVer視聴のみ
530円 日本のテレビ番組のみ視聴、通信は公共WiFi利用
基本パターン VPN 530円
XL SIM 30GB 460円
990円 1〜3ヶ月滞在、モバイルのみで完結
Netflix併用 VPN 530円
Netflix Basic 990円
XL SIM 30GB 460円
1,980円 日本のコンテンツを幅広く視聴したい移住者
固定回線併用
(一般家族)
固定回線60Mbps 4,097円
XL SIM 460円
VPN 530円
5,087円 家族滞在、自宅で安定した通信が必要
高速固定回線
(ビジネス)
固定回線300Mbps 8,079円
XL SIM 460円
VPN 530円
9,069円 駐在員、ビデオ会議やクラウド業務が多い
コスト削減策 固定回線を家族・ルームメイトと2〜4人で分担すれば、1人あたり月額2,000〜4,000円に削減可能

出典:Pacific Prime「The Cost of Living in Indonesia」、Lililife Indonesia、Cybernews

VPN単独利用では、月額530円のNordVPNと無料のTVerを組み合わせることで、エンターテインメントコストを最小化できます。Netflix basicプランを追加する場合、VPN 530円+Netflix 990円で合計1,520円となります。現地でのモバイル通信にXL SIMカード30GB(約460円)を追加すると、月間合計1,980円で日本のコンテンツと現地通信の両方をカバーできます。

固定回線とモバイルの併用パターンでは、ジャカルタの基本インターネット4,097円+XL SIM 460円+VPN 530円で月額5,087円となります。家族やグループで滞在する場合、固定回線を共有することで1人あたりのコストを削減できます。

ビジネス用途で高速固定回線が必要な駐在員は、300Mbpsプラン8,079円+XL SIM 460円+VPN 530円で月額9,069円が標準的な構成です。これらのパターンは用途や滞在形態に応じて柔軟に選択可能です。

インドネシアへの長期滞在を検討されている方は、ビザ取得の手続きについてこちらで詳しく書いています↓

年間通信費を抑える節約テクニック

VPNは2年契約を選択することで、月額料金を60〜75%削減できます。

NordVPNの2年契約は月額464円と、月契約の1,949円と比較して年間約17,820円の節約になります(*29)。キャリアの長期プランやプロモーションを活用することも有効です。Telkomselは定期的に大容量データパッケージのキャンペーンを実施しており、通常価格の30〜50%引きで購入できることがあります。

固定ブロードバンドは、ルームメイトや家族と共有することで1人あたりのコストを半減できます。ジャカルタの4,097円プランを2人で分担すれば月額約2,050円です。

データ使用量が少ない場合は、カフェやコワーキングスペースの無料WiFiを活用し、モバイルデータ購入量を減らすことも可能です。ただし公共WiFi使用時は必ずVPNを有効化してセキュリティを確保してください。

これらのテクニックを組み合わせることで、年間通信費を標準的な111,360円から70,000〜80,000円程度まで抑えることができます。

FAQ|インドネシアのネット環境でよくある質問

インドネシアでVPN使用は違法?罰則はある?

VPNの使用は技術的に合法であり、VPN自体を禁止する法律は存在しません。

ただしITE法の下で、ブロックされたコンテンツにアクセスするためにVPNを使用した場合、法的問題が生じる可能性があります。2025年8月時点で、政府はVPNプロバイダーに登録を義務付ける新規則を準備しています。未登録VPNはブロックされ、利用者が法的責任を問われる可能性がありますが、現時点でVPN使用自体に対する罰金や懲役の具体的な規定は公表されていません。

インドネシアの通信費は月額いくらかかる?

インドネシア全国平均では、固定インターネットが月額25.48ドル(約3,822円)、10GB以上のモバイルプランが4.45ドル(約668円)です。

ジャカルタでは基本インターネット(60Mbps以上)が27.31ドル(約4,097円)、モバイルプランが6.53ドル(約980円)となります。長期移住者が固定回線とモバイルプランを併用する場合、月額4,500〜5,000円が標準的な通信費です。VPNを追加しても月額530〜650円程度のため、総額は月額5,500円前後となります。

SIMカードとポケットWiFiはどちらがお得?

SIMカードは30GBで460〜1,500円と非常に経済的で、個人旅行者に最適です。

ポケットWiFiレンタルは1日あたり約545円から約1,320円で、5〜10台のデバイスを同時接続できます。30日間の滞在で比較すると、SIMカードは約1,500円、ポケットWiFiは16,350〜39,600円となります。SIMカードが圧倒的に安価です。ポケットWiFiは3人以上のグループや家族旅行で、複数デバイスを共有する場合にのみコスト面で有利になります。

まとめ|インドネシアで快適なネット環境を構築する方法

インドネシアでは政府によるコンテンツ規制が厳格であり、VPN利用率が55%と世界最高となっています。日本の動画配信サービスや一部ウェブサイトへのアクセスには、VPNが不可欠です。

通信速度は都市部で30〜50Mbps程度ですが、地域間格差が大きくなっています。ジャワ島とパプア州では基地局数に20倍以上の差があります。主要キャリアの中でTelkomselが全国カバー率98%と最も広範です。XLは都市部でのコストパフォーマンスに優れています。

滞在期間に応じた最適な通信手段は、1週間の短期旅行ではeSIM、1ヶ月の滞在では現地SIMカード、3ヶ月以上の長期滞在では固定回線とSIMの併用です。年間通信費は標準的な構成で約111,360円ですが、VPNの長期契約やキャリアプロモーションを活用することで70,000〜80,000円程度まで削減可能です。

駐在員や投資家は公共WiFi利用時に必ずVPN接続を維持し、OpenVPNまたはWireGuardプロトコルを選択してください。機密情報保護のため、自動接続無効化とキルスイッチ機能の有効化が推奨されます。

▶︎ インドネシアでの長期滞在や不動産投資を検討されている方は、賃貸市場の最新動向についてもこちらでご確認ください


執筆者

高橋 卓のアバター 高橋 卓 海外不動産のオクマン 代表

2014年:はぐくみカンパニー株式会社、代表取締役に就任
2017年:株式会社純な、代表取締役に就任
2018年:はぐくみカンパニーカンパニー株式会社を株式譲渡し退任
2023年以降:日本企業の進出コンサルティングと海外不動産メディアの運営に注力(バンコクのベイカリーショップ、小麦の王国立ち上げ等)

現在バンコク在住。海外不動産投資のことならお気軽にご相談ください。

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