ロンボク島のおすすめ不動産エージェント・仲介会社のまとめ|日系企業なら通訳サポート付きなので安心

ロンボク島は「第二のバリ島」として急速に注目を集める投資先となっており、政府主導のマンダリカ特別経済区開発により不動産投資機会が拡大しています。 本記事では、日本人投資家向けに信頼できる不動産エージェント・仲介会社を徹底比較し、2025年最新の市場動向と投資環境について詳しく解説します。

目次

1. 2025年版|ロンボク島不動産エージェント・仲介会社市場を解説【図解あり】

ロンボク島が今注目される背景と投資環境

インドネシア不動産市場は2025年に住宅部門だけで778億4000万米ドル(約11兆6700億円)規模となり、2030年には1,141億1000万米ドル(約17兆1165億円)に達すると予測されています(*1)。 この成長の背景には、年間4.7%(*2)の経済成長率と2億7000万人(*3)という巨大な人口があります。

ロンボク島は特に以下の要因で投資家の関心を集めています。マンダリカ特別経済区の開発では、政府が726兆ルピア(約5億ドル、約750億円)を投資し、2030年までに5万8千人の雇用創出を目指しています(*4)(*5) 2022年に開業したマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでは国際的なレースイベントが開催され、世界的な注目を集めています(*6)。さらに、ロンボク国際空港の拡張、道路網整備、高速道路建設といったインフラ整備が加速しており、投資環境の向上が期待されています(*7)。

ロンボク島投資環境の主な成長ドライバー
💰
マンダリカ開発政府投資額
750億円
(726兆ルピア)
👥
開発が生む雇用創出目標
58,000人
2030年まで
📈
インドネシア実質GDP成長率
5.03%
2024年実績
🏘️
インドネシア人口
2.8億人
2024年
データ出典:
• マンダリカ開発投資額・雇用創出:ITDC年次報告書・投資実績データ
• GDP成長率:インドネシア統計庁(BPS)2024年実績
• 人口:インドネシア内務省人口・戸籍総局2024年データ

エージェント・仲介会社の数とシェア率をグラフで確認

ロンボク島の不動産仲介業界は、日系企業、国際企業、現地企業に分類されます。2025年現在、主要12社が市場の約70%を占めており、そのうち日系企業が約40%のシェアを持っています(*8)。

市場シェア構成は以下の通りです。日系企業が40%を占め、主要企業にはBamboo Lab Architect、KS不動産、Lombok Land Banking等があります。国際企業は35%のシェアを持ち、Elite HavensやPropertyGuru等が含まれます。現地企業は25%のシェアを占めており、その他現地仲介会社が該当します。

この市場構造により、日本人投資家は日本語でのサポートを受けながら、多様な選択肢から最適なエージェントを選択することが可能となっています。 特に日系企業の高いシェア率は、言語の壁を感じることなく安心して投資を進められる環境が整っていることを示しています。

注釈:

  • 日系エージェント:日本企業または日本人が経営する不動産仲介会社
  • 国際系エージェント:多国籍企業や欧米系の不動産仲介会社
  • 現地ローカル系:インドネシア現地企業による不動産仲介会社
  • データは2025年のロンボク島における主要12社の市場シェア分析に基づく

取引件数と平均価格の10年推移を一目で把握

ロンボク島の不動産価格は過去10年間で劇的な上昇を見せており、バリ島の1/20の価格水準から現在は1/3程度まで上昇しています(*9)。 特に2019年以降、マンダリカ特区開発の発表を受けて価格上昇が加速しています。

価格動向データを見ると、2015年の平均100万円/区画(土地)から始まり、2020年には平均300万円/区画(+200%上昇)、2025年には平均800万円/区画(+700%上昇)という急激な成長を記録しています(*9)(*10)。

この価格上昇トレンドは、政府主導の開発プロジェクトと観光業の成長が主要な要因となっています。マンダリカ特区の開発進展に伴い、周辺地域の不動産価値も連動して上昇しており、今後も継続的な価格上昇が期待されています。投資家にとっては、現在の価格水準でも将来的なキャピタルゲインの可能性が高い魅力的な投資機会となっています。

注釈:

  • 価格は1区画あたりの平均価格を万円単位で表示
  • 2019年:マンダリカ特別経済区開発発表により価格上昇が加速
  • 2022年:マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット開業
  • データは主要不動産エージェント12社の取引実績に基づく市場平均価格

2. ロンボク島の不動産エージェントが選ばれる5つの理由

観光特区マンダリカ開発で将来性が高い

マンダリカ特別経済区は1,175ヘクタールの大規模開発プロジェクトで、インドネシア観光開発公社(ITDC)が主導しています。過去にバリ島のヌサドゥアを世界的リゾート地に発展させた実績を持つITDCの関与により、高い信頼性と将来性が期待されています。

開発計画の主要要素には、5つ星ホテル(ヒルトン、プルマン、ノボテル等が進出済み)、ゴルフ場、テーマパーク、ショッピングモール、マリーナ、コンベンションセンター、浄水施設、ソーラー発電設備が含まれています。

この包括的な開発により、ロンボク島は単なる観光地から国際的なリゾート・ビジネス拠点へと変貌を遂げることが予想されます。 特に、世界的なホテルチェーンの進出は、不動産価値の向上と賃貸需要の増加に直結する重要な要素となっています。

バリ島より低価格で高利回りが期待できる

ロンボク島の不動産価格はバリ島と比較して大幅に安く、投資収益率の面で魅力的な投資機会を提供しています。

投資収益率比較(2025年)では、マンダリカSEZホテルが年間収益率27%(賃貸利回り12% + キャピタルゲイン15%)、クタビーチヴィラが年間収益率22%(賃貸利回り10% + キャピタルゲイン12%)、ギリ諸島物件が年間収益率22%(賃貸利回り14% + キャピタルゲイン8%)となっています(*11)。

これらの高い収益率は、ロンボク島の開発初期段階における価格優位性と、今後の観光客増加による賃貸需要の拡大が組み合わさった結果です。 バリ島の成熟した市場と比較して、ロンボク島は成長余地が大きく、投資家にとって魅力的なリターンを期待できる環境が整っています。

日本語通訳と丁寧な契約サポートで安心

日系不動産エージェントの最大の強みは、日本語での完全サポート体制です。 インドネシアの複雑な法制度や商習慣を日本語で詳しく説明し、契約書の翻訳から法務相談まで一貫してサポートします。

日系エージェントのサポート内容には、物件視察時の通訳サービス(無料~1日300ドル、約45,000円)、契約書の日本語翻訳(5万円~15万円)、現地弁護士との法務相談同席、登記手続きの代行サポートが含まれます。

言語の壁は海外不動産投資における最大のリスク要因の一つです。契約内容の誤解や法的な問題を避けるため、ネイティブレベルの日本語サポートは投資家にとって不可欠なサービスとなっています。 特に、インドネシアの不動産法は外国人投資家にとって複雑であり、専門的な説明を日本語で受けられることは大きな安心材料となります。

物件管理・運用までワンストップで任せられる

多くの日系エージェントは、購入後の物件管理・賃貸運用まで包括的にサポートします。月額1,200,000ルピア(約12,000円)程度で以下のサービスを提供します。

サービス内容には、入居者募集・契約管理、月次清掃・メンテナンス、家具・家電の故障対応、管理費・税金の支払い代行、月次レポートの日本語作成が含まれます。

海外不動産投資では、購入後の管理が投資成功の鍵となります。現地に常駐できない日本人投資家にとって、信頼できる管理会社の存在は必須条件です。 日系エージェントによる包括的な管理サービスにより、投資家は物理的な距離を感じることなく、安定した賃貸収入を得ることが可能となります。また、日本語での月次レポートにより、投資状況を正確に把握できる点も大きなメリットです。

海外送金・税務までトータルサポートが受けられる

国際送金や税務申告などの複雑な手続きも、経験豊富な日系エージェントがサポートします。特に以下の分野で専門知識を活用できます。

サポート分野には、インドネシア銀行口座開設(投資用)、日本からの投資資金送金手続き、インドネシア国内の税務申告代行、収益の日本送金サポートが含まれます。

海外不動産投資では、資金の移動と税務処理が複雑な課題となります。インドネシアの外国為替規制や税制は頻繁に変更されるため、最新の情報に基づいた適切な手続きが必要です。 日系エージェントによるトータルサポートにより、投資家は法的リスクを最小限に抑えながら、効率的な資金運用を実現できます。また、日本とインドネシア両国の税制に精通した専門家のサポートにより、二重課税の回避や節税対策も可能となります。

日系エージェントによる主要サポート内容と費用目安
サポート項目 料金目安 備考
物件視察通訳 300–500 USD/日
(約45,000–75,000円)
送迎含む
契約書翻訳 50,000–150,000円 ボリュームで変動
登記手続き代行 100,000–200,000円 弁護士費用込み
24h緊急窓口 無料~月額10,000円 契約プラン依存

注釈:

  • 料金は2025年時点の相場であり、エージェントや物件規模により変動する場合があります
  • USD換算は1ドル=150円で計算(為替レートにより変動)
  • 複数サービスの組み合わせ利用で割引が適用される場合があります

3. おすすめ不動産エージェント・仲介会社早見表

主要8社のサービス内容・対応言語・手数料比較表

ロンボク島の不動産エージェント選択において、各社のサービス内容と手数料体系を比較することは重要です。主要8社の特徴を整理すると、日系エージェントは日本語サポートと法的サポートに強みを持ち、国際エージェントは幅広い物件ネットワークを活用できます。

手数料体系では、日系エージェントが物件価格の3~5%、国際エージェントが3~5%、現地エージェントが2~3%となっています。一見すると現地エージェントが安価に見えますが、言語サポートや法的サポートの質を考慮すると、日系エージェントのコストパフォーマンスは高いと評価できます。

対応言語については、日系エージェントは日本語、インドネシア語、英語に対応し、国際エージェントは主に英語とインドネシア語、現地エージェントはインドネシア語が中心となります。投資家の語学力と求めるサポートレベルに応じて、最適なエージェントを選択することが重要です。

主要エージェント7社のサービス比較(2025年版)
会社名 類型 対応言語 手数料(%) 主な強み
Bamboo Lab Architect 日系 日・英・尼 5 エコリゾート開発
KS不動産 日系 日・英・尼 4 弁護士経営・法務特化
Lombok Land Banking 日系 日・英・尼 3 小口開発投資商品
Elite Havens Lombok 国際 英・尼 5 高級ヴィラ賃貸管理
World Invest 国際 英・尼 4 大規模プロジェクト
PT Daiwa Lifenext Indonesia 日系 日・英・尼 5 日本式PM
PropertyGuru Indonesia 国際 英・尼 3 物件情報量

📝 注釈:

  • 対応言語: 日=日本語、英=英語、尼=インドネシア語
  • 手数料: 物件価格に対する仲介手数料率(2025年時点)
  • 類型: 日系=日本系企業、国際=多国籍企業、現地=インドネシア現地企業
  • リンク: 会社名をクリックすると各社の公式サイトに移動します(新しいタブで開きます)
  • 各社のサービス内容や手数料は物件規模・契約条件により変動する場合があります

各社の強みと投資家タイプ別の適性

初心者投資家向け(投資額1,000万円未満)では、KS不動産が弁護士が経営する安心の法的サポート体制を提供し、Lombok Land Bankingが開発バンキング商品で小口投資を可能にしています。

中級投資家向け(投資額1,000万円~5,000万円)では、Bamboo Lab Architectがバンブー建築の環境配慮型リゾート開発を専門とし、Elite Havens Lombokが高級ヴィラの賃貸管理に強みを持っています。

上級投資家向け(投資額5,000万円以上)では、World Investが大規模開発プロジェクトへの投資機会を提供し、PT Daiwa Lifenext Indonesiaが日本基準の物件管理サービスを展開しています。

各投資家のレベルと投資目的に応じて、最適なエージェントを選択することで、投資成功の確率を高めることができます。 特に初心者投資家は法的サポートが充実したエージェントを、上級投資家は大規模プロジェクトへのアクセスがあるエージェントを選択することが推奨されます。

エージェント選択ミスを防ぐチェックリスト

必須確認項目として、インドネシア政府認定の正式な不動産業ライセンス保有、日本人スタッフまたはネイティブレベルの日本語対応、過去3年間の取引実績と顧客レビュー、購入後のアフターサポート体制、透明な手数料体系の開示があります。

注意すべき危険信号には、異常に低い手数料や「手数料無料」の謳い文句、契約を急かす行為や十分な説明時間を与えない、現地視察を省略させようとする、複雑な契約条件の説明を避けるといった行為があります。

エージェント選択は投資成功の鍵となる重要な決定です。 表面的な条件だけでなく、長期的なパートナーシップを築けるかどうかを慎重に評価する必要があります。特に海外不動産投資では、購入後のサポートが投資収益に大きく影響するため、アフターサポート体制の充実度を重視することが重要です。

エージェント選定チェックリスト(必須5項目)

政府認定ライセンス保有

インドネシア政府認定の正式な不動産業ライセンスを保有しているかを必ず確認。違法業者との取引リスクを回避できます。

日本語対応スタッフ常駐

ネイティブレベルの日本語対応スタッフが常駐しているか確認。契約内容の誤解や法的トラブルを防げます。

取引実績(直近3年)公開

過去3年間の具体的な取引実績と顧客レビューを公開しているか確認。信頼性と実績を判断する重要な指標です。

購入後アフターサービス契約書明記

物件管理・賃貸運用・緊急時対応などのアフターサービス内容が契約書に明記されているか確認が必要です。

透明な手数料・見積内訳

仲介手数料や諸費用の詳細な内訳を事前に開示しているか確認。隠れたコストによる予算オーバーを防げます。

⚠️

重要:上記5項目すべてをクリアしているエージェントを選択することで、安全で収益性の高いロンボク島不動産投資を実現できます。1つでも欠けている場合は、他のエージェントとの比較検討を強く推奨します。

4. 通訳付き日系エージェントを選ぶポイント

通訳付き内覧サービスの流れと費用

標準的な内覧サービスの流れ(2日間コース)では、1日目に空港出迎え~ホテルチェックインを行います。ロンボク国際空港でのお出迎え(日本語対応)、ホテルまでの送迎とチェックイン手続き、ロンボク島概要説明とマーケット動向レクチャーが含まれます。

2日目は物件視察を実施します。朝食後、専用車で物件視察を開始し、1日で3~5物件の内覧が可能です。各物件で詳細な説明と質疑応答を行い、昼食は現地レストランで商談を継続します。

費用目安は、通訳ガイドが1日300ドル~500ドル(約45,000円~75,000円)、交通費が1日50ドル~100ドル(約7,500円~15,000円)、宿泊費が1泊150ドル~400ドル(約22,500円~60,000円)となり、グレードにより変動します(*12)。

現地視察は投資判断において極めて重要なプロセスです。 写真や資料だけでは分からない物件の実際の状況、周辺環境、アクセス状況を直接確認できるため、投資リスクを大幅に軽減できます。

契約書翻訳・法務サポートのチェック項目

契約書翻訳で確認すべき重要項目として、物件の権利関係では使用権(Hak Pakai)の期間と更新条件、建物所有権と土地利用権の区別、第三者への譲渡制限の有無を確認する必要があります。

支払い条件では、手付金の金額と支払いタイミング、残金決済の条件と期限、遅延時のペナルティ条項を詳細に確認します。

引き渡し条件では、物件の完成予定日と遅延時の対応、施工不良時の補償内容、権利移転手続きの責任分担を明確にする必要があります。

インドネシアの不動産法は外国人投資家にとって複雑であり、契約書の内容を正確に理解することは投資成功の前提条件です。 特に使用権の期間や更新条件は、長期的な投資収益に直結する重要な要素となります。専門的な法務サポートにより、契約上のリスクを最小限に抑えることが可能となります。

5. ロンボク島の不動産仲介会社の手数料・費用相場ガイド【2025】

仲介手数料の計算式と支払いタイミング

仲介手数料の標準相場は、日系エージェントが物件価格の3~5%、国際エージェントが物件価格の3~5%、現地エージェントが物件価格の2~3%となっています(*13)。

支払いタイミングは、売買契約締結時に手数料の50%、物件引き渡し完了時に手数料の50%が一般的です。

この分割支払い方式により、投資家は契約段階でのリスクを軽減できます。 万が一、物件引き渡しに問題が生じた場合でも、全額を支払う前に問題解決を図ることができます。また、エージェントにとっても、最終的な引き渡し完了まで責任を持ってサポートするインセンティブが働く仕組みとなっています。手数料率については、提供されるサービス内容と照らし合わせて適正性を判断することが重要です。

税金・公証費用・許認可費用の標準相場と節約術

主要な税金・費用項目として、不動産取得税5%(*14)、公証人費用0.5~1.5%(*15)、登記費用0.2%、贅沢品税20%(該当物件のみ)があります(*16)。

節約術のポイントには、複数エージェントからの見積もり比較(手数料2%差で60万円の節約可能)、法務費用の事前確認(想定外の追加費用を防止)、VAT適用の有無確認(新築物件は11%のVAT課税)があります。

税金や諸費用は物件価格に対して10~15%程度となるため、投資計画において重要な要素です。 特に贅沢品税は高額物件に適用されるため、物件選択時に税負担を考慮する必要があります。事前の詳細な費用計算により、予算オーバーを防ぎ、投資収益率を正確に算出することが可能となります。

見積書で見落としがちな追加コストのチェック方法

見落としやすい隠れたコストとして、為替手数料が送金額の1~3%(300万円の物件で9~27万円)、物件管理開始費用が初期設定で50~100万円、保険料が年間物件価格の0.1~0.2%、翻訳・認証費用が各種書類で5~15万円があります(*17)。

チェック方法として、見積書に「その他費用」の詳細内訳を要求し、為替レートの適用方法と手数料率を確認し、追加費用の上限額を事前に設定することが重要です。

隠れたコストは投資収益率に大きく影響するため、契約前の詳細な確認が必要です。 特に為替手数料は送金額が大きいほど負担が重くなるため、複数の送金方法を比較検討することが推奨されます。透明性の高い見積書を提供するエージェントを選択することで、予期せぬ追加費用を回避できます。

注釈:

  • 為替手数料:日本からの送金時に発生する銀行手数料(送金額の1~3%)
  • 物件管理開始費用:購入後の管理会社への初期設定費用(50~100万円)
  • 保険料:火災保険・地震保険等の年間保険料(物件価格の0.1~0.2%)
  • 書類翻訳・認証費用:契約書類の翻訳・公証・認証にかかる費用(5~15万円)
  • これらの隠れたコストは物件価格の5~10%に相当する場合があります

6. FAQ|ロンボク島の不動産エージェント・仲介会社Q&A

Q1 手数料はいくら?支払いタイミングは?

A1: 仲介手数料は物件価格の3~5%が相場です。支払いタイミングは売買契約時に50%、引き渡し完了時に50%が一般的です。300万円の物件であれば9~15万円の手数料となります。

Q2 日本語サポートはある?通訳料金は?

A2: 主要な日系エージェント5社はネイティブレベルの日本語サポートを提供しています。通訳料金は1日300~500ドル(約45,000円~75,000円)が相場で、契約書翻訳は5~15万円です。

Q3 契約に必要な書類は?注意点は?

A3: 外国人の不動産購入には以下の書類が必要です。パスポートとビザ(KITAS/KITAP保有者のみ購入可能)、インドネシア銀行口座開設証明、資金証明書(投資資金の出所証明)、日本の住民票と印鑑証明書が必要です。

Q4 購入後の管理や賃貸サポートは受けられる?

A4: 多くの日系エージェントは購入後の包括的なサポートを提供しています。月額1,200,000ルピア(約12,000円)で入居者募集・賃貸契約管理、月次清掃・設備メンテナンス、家具・家電故障時の修理手配、管理費・税金の支払い代行、月次収支レポート(日本語)のサービスが利用可能です。

7. まとめ|ロンボク島の不動産仲介会社選びの要点

仲介会社選びで失敗しない3つのコツ

1. 日本語対応レベルの確認
ネイティブレベルの日本語サポートがあるエージェントを選択することで、契約内容の理解不足や誤解によるトラブルを防げます。 特に法的な説明や細かな条件交渉において、言語の壁は大きなリスクとなります。

2. 実績と信頼性の検証
過去3年間の取引実績、顧客レビュー、政府認定ライセンスの保有状況を必ず確認しましょう。 特にインドネシア不動産業界では、詐欺的な業者も存在するため、十分な下調べが重要です。

3. アフターサポート体制の評価
購入後の物件管理、賃貸運用、緊急時対応など、長期的なサポート体制が充実しているエージェントを選択することで、安心して投資を継続できます。

自分に合うエージェントを見つける行動リスト

1

投資目的・予算を決める

キャピタルゲイン重視 or インカムゲイン重視を明確化
投資予算の確定(1,000万円未満/1,000万円~5,000万円/5,000万円以上)
リスク許容度の把握

2

候補3〜5社で初回相談・見積取得

各社の基本情報収集(ライセンス・実績・専門分野)
初回相談の申し込み(オンライン面談可能)
手数料・サービス内容の詳細見積もり取得

3

現地視察→サービス比較→決定

現地視察ツアーへの参加(通訳付き物件見学)
複数社からの提案内容比較・検討
最終的なエージェント選択・契約締結

各ステップの所要期間目安

ステップ1
1〜2週間
ステップ2
2〜3週間
ステップ3
1〜2週間
💡

成功のポイント

  • 複数社を必ず比較検討する(1社だけでは判断材料不足)
  • 現地視察は投資判断の重要なプロセス(写真だけでは分からない情報を確認)
  • 契約を急かすエージェントは避ける(十分な検討時間を確保)

執筆者

高橋 卓のアバター 高橋 卓 海外不動産のオクマン 代表

2014年:はぐくみカンパニー株式会社、代表取締役に就任
2017年:株式会社純な、代表取締役に就任
2018年:はぐくみカンパニーカンパニー株式会社を株式譲渡し退任
2023年以降:日本企業の進出コンサルティングと海外不動産メディアの運営に注力(バンコクのベイカリーショップ、小麦の王国立ち上げ等)

現在バンコク在住。海外不動産投資のことならお気軽にご相談ください。

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